山の辺の道・三輪山ハイク





 山行報告   
 報告者   :  村上格也 
 山  名 山の辺の道・三輪山ハイク  山行名 例会
 ルート  天理駅ー石上神社ー竹之内環濠集落跡ー青垣トレイルセンターー桧原神社ー狭井神社ー(登山)−三輪山(467m)ー狭井神社ー大神神社ーJR三輪駅ー桜井駅
 山行日  平成23年3月16日  天候  曇り時々小雪
 参加者  CL : 村上格也  SL : 西川栄治

男性 : 秋月、 守口、 白波瀬、 山口、 西上、 岡部、 金本、 藤富、 弓仲、 園上、 佐坂、 赤松、 北村、 
      大槻(一般)、 峰岡、 石田、 津田、 隅谷
女性 : 徳田(カ)、 山田、 堀尾、 河野、 大谷、 藤富(慶)、 徳田(幸)、 吉津、 平松(多)

合計 : 29名  
 コースタイム  近鉄・新田辺(7:30/7:48)−天理駅(8:27/8:40)−石上神社(9:10/9:25)−竹之内環濠集落跡(10:00/10:15)−衾田稜(継体天皇皇后稜)(10:40/10:45)−青垣トレイルセンター(昼食)(11:05/11:40)−桧原神社(12:25/12:45)−狭井神社(13:05/13:15)−三輪山山頂(14:10/14:20)−狭井神社(15:10/15:20)−大神神社(15:30/15:45)−JR三輪駅(解散)(15:55)
 山行報告
 前日の天気予報では午後から下り坂との事で天気が心配していましたが、天理駅前出発時点では快晴で29名全員元気でスタートしました。途中、雪交じりの気候となりましたが、たまに日差しもさし、無人スタンドで野菜など農産物の購入で参加者はハイキングを楽しめました。午後1時過ぎから全員入山許可のタスキをかけ、記念写真に収まったのち三輪山(関西百名山)登山となりました。467mの三輪山ですが、15Kmを歩いた後の登山でもあり、思っていた以上に階段の連続で我々熟年者にとっては少し疲れましたが、29名全員完登出来ました。この山は若い女性の登山者も多く、挨拶を交わしながらのたのしい登山でもありました。交流部の平成22年度、締めくくり行事としてのハイキング、皆さんの協力により無事に終わった事を感謝いたします。平成23年度の交流部も引き続き同じメンバーで努力する所存ですので協力のほどよろしくお願いいたします。

 感想文
 石田輝夫
 山の辺の道 三輪山ハイク
 

交流部22年度の締め括り行事で、万葉のロマン「山の辺の道」ハイク・神体山「三輪山」登山に、29名もの多数の御参加で実施出来、無事終了出来ました事に感謝致します。

3班に班編成して、天理駅よりスタート、交流部員として先頭の役目を担い、三輪山の入山時間制限(午後2時まで)が頭にあり、1日の下見を配慮して、計画時間の短縮を念頭に(結果は25分短縮で狭井神社の登山口へ)一班の世話役隅谷さんと、先を急ぎましたが、ハリを打って快調に2番手のYuさん他、全員の協力で、京田辺に縁の深い継体天皇の皇女の衾田陵も見学出来、4箇所の神社も余裕を持って参拝出来ました。4箇所も一日に神社参拝した経験はなく、お賽銭額、お願いもばらばらでしたが、どの神社の御利益が最大だったのでしょうか。約37,000歩、7時間余のかなり厳しい工程のハイク+登山でしたが、充実感一杯の行事ではなかったかと。

山の辺の道とは、史実に現れる我が国最古の道で、東海自然歩道になっている道も多く、はるか縄文、弥生に源を持ち、日本史を歩く道でした。道中の白梅は満開でしたが、花咲く春たけなわの季節に、ゆっくりと、ぶらぶらと、時間を気に掛けずに、花寺の古刹「長岳寺」見学も含めて来て見たいと思いましたが。早めの昼食「青垣トレイルセンター」は湯茶サービスもあって、小雪混じりの寒い中、

屋内で暖かく、楽しい食事が出来ました。4人テーブルで、29名、1名だけ座れなくて展示前の所での昼食、Kさんすみませんでした。

*三輪山(467.1m)登山

登山口となる狭井神社で、300円の初穂料を支払い入山手続、白襷を渡され、

登山中はこの白襷を肩にかけて、竹の杖を借用し、白襷についている鈴の音を聞きながらの登山はなかなかの風情でしたが。コースは登り始めてすぐ沢にでて、しばらくは沢沿いを登り、登りきると水行場があり、そこから先は急な階段道を延々と登り、

昇りは50分掛かりました。かなり厳しく、ハイクでなく完全に登山でした。 山頂には祠が祀られ、そこの左側より先へ進むと、多くの巨岩が密集した磐座がありご祈祷しました。山頂での展望は木々に遮られ望めませんでしたが。 関西百名山の一座としての価値は、日本の山岳信仰を語る上で外せない山だけでなく充分に感じました。300円の山ではないとの意見もありましたし、平日なのに山ガールとの出会いは一服の清涼剤でした。


下山後、大神神社の大美和の杜展望台から、大和三山をはじめ、二上山・葛城山・
などの山が手にとるように見え、その眺めは素晴らしいものでした。

結果として、沢山の神社、古墳+主目的の関西百名山「三輪山」登山で、20km弱も歩き、心地よい疲労感で、満足ある一日だったのは、私一人だけでしょうか。

23年度も交流部行事に多数のご参加を期待しています。益々交流の輪を広げましょう。


御神体・三輪山を望む


Photo by Mr. Ishida